アジアいちのもっと

ちょいとお時間いただきやす!

「キャメロット」個人的歌詞まとめ

はじめに

「ブロードウェイミュージカルキャメロット

2023年10月7日(土)〜28日(土)@日生劇場
2023年11月4日(土)〜20日(月)@大阪松竹座

www.shochiku.co.jp

 

キャメロット中に登場する曲の歌詞をまとめてみました。

 

(「説得」は書き出せませんでした。ごめんなさい。)

 

限られた観劇回数の中でゆるゆるとまとめたものですので、歌詞間違い・歌詞が抜けている箇所などございます。ご了承ください…!(▲が付いている曲は特にボロボロです。)

 

歌詞やセリフの訂正・追加などマシュマロ(https://marshmallow-qa.com/haha_west)に入れていただけると助かります!

キャメロットの感想や考察、レポもぜひお待ちしております(   ◜ᴗ◝) 何でもどうぞ(   ◜ᴗ◝)

 

[追記]
2023/11/28 加筆修正しました。

2023/12/25 加筆修正しました。

 

 

◆一幕

【王様が今夜していること】

アーサー:「おーい!善良で忠実な人民たちよ!お前たちは本当に、好奇心丸出しで城を見上げてるのか?婚礼前夜の王のおかしな行動を知りたくて堪らないのか?…あぁ、そうだろうさ。知りたくて堪らないんだよ、彼等みんな…知ってるよ!彼等が今夜考えてることぐらい。家の中の暗がりで、秘密を探る喜びを感じて、城を見つめて…話してるんだろ。そう…」

[アーサー]
風が運ぶのさ 彼らの話し声

王様今夜何をしてる
素敵な未来 夢見てる
キャンドル燃える 宮殿の中
今夜何を考えてる

完璧な仕度整って輝く花嫁の部屋見ながら
さぁ!教えてやろう 今夜僕は
怖い!怖い!

恐ろしくでかいドラゴンやっつけた王様が 結婚そんなに怖がるのか?
そうだ!
戦いでは冷静な王様が 女性にはそんなに震えるのか?
そうだ!
宮殿に響く叫び ゾッとするあの叫び 王様が暴れてるのか?
あぁ…

王様今夜何がしたい
静かな場所で釣りをしたい
花嫁を待つ間に何を
隠れる場所 探してる

高まる期待 溢れ出す願い ついに花嫁が来るぞ
教えてやろう 今夜僕は
怯え 震え 唖然 茫然
王様は恐れてる 今夜

 

【乙女の喜び】

[グィネヴィア]
セント・ジュヌヴィエーヴ あぁジュヌヴィエーヴ
グィネヴィアはここです
セント・ジュヌヴィエーヴ あぁジュヌヴィエーヴ
私はいつでも

清らかなこの心で
貴方信じてきました
でもジュヌヴィエーヴ ジュヌヴィエーヴ
もう従いません 今の私
市場で売られる指輪みたい
だから逃げました 私はもう
別の人に祈りを捧げます

あぁジュヌヴィエーヴ ジュヌヴィエーヴ
私の若さは
誰かの取引の材料じゃないはず

グィネヴィア:「そうでしょう?セント・ジュヌヴィエーヌ様!やっと恋愛にピッタリの年齢になったのに、人生を愛と結婚に縛られるなんてひどいと思わない!?条約一、国境を作る。二、貿易をする。三、私を運ぶ!?四、戦争をやめる。五と六、城に引っ越す。…私だって味わいたいわ!ごく普通の乙女の喜びを!」

乙女の喜びどこに
素敵な殿方たちが
私に恋焦がれ
奪い合い身を投げる
そんな乙女の喜びどこに

乙女の喜びどこに
森で命救われたり
二人の騎士が 私を巡り戦う
そんな喜びが欲しいの

争われ奪われて崇拝されて
さらわれて戦いの火種になりたい

誰もが見る夢でしょ
私からの愛を求め
争いの果てに家族さえ裏切る
そんな無邪気な
ほんの小さな
乙女の喜びどこに

 

キャメロット

[アーサー]
そうです!
王が
命令したんです
季節は常に完璧にせよと

それで法律が作られました
夏は暑すぎてはいけない
雪も降りすぎてはいけない
そうキャメロット

冬は12月まで来ちゃダメで
3月2日ちょうどに去らなきゃダメ
法律で夏は9月まで
そうキャメロット

キャメロット キャメロット
変だと思うでしょ
でもキャメロット キャメロット
これが普通です

昼間は決して雨は降らない
朝の8時には霧が晴れる

つまりここは
世界で一番
幸せに暮らせる場所です
キャメロット

グィネヴィア:「でも秋には落ち葉がた〜くさん積もるんでしょう?」

アーサー:「落ち葉は全部吹き飛ばされます!一枚残らず!もちろん夜のうちに。」

グィネヴィア:「もちろん⋯そうよね⋯」

[アーサー]
キャメロット キャメロット
戸惑うのも分かる
でもキャメロット キャメロット
これが決まり

雪でも道はぬかるまない
月は毎晩必ず出る

つまりここは
世界で一番
幸せに暮らせる場所です
キャメロット

 

キャメロット リプリーズ(グィネヴィア)】

[グィネヴィア]
昼間は雨は降らないのよね
そして朝には霧が晴れる
つまりここは
世界で一番
幸せに暮らせる場所ね
キャメロット

(アーサーがグィネヴィアの手にキス)

グィネヴィア:「陛下…私、怖いんです。結婚は恐ろしいものでしょう?」

アーサー:「白状すると私もそう思っていました。でも今は結婚しないことの方が遥かに恐ろしい!」

グィネヴィア:「もし、結婚しなかったらどうなったかしら?」

アーサー:「宣戦布告されたでしょう!」

グィネヴィア:「私を巡って!?…それってとっても、す・て・き!」

 

【私についてきなさい】▲

遠い彼方 時の果ての
〜〜〜
〜〜〜
〜〜〜

おいで 雨も雪も風も
超えて 超えて 超えて(?)

サファイアの洞窟の エメラルドの扉
その中でお前は永遠に〜〜(?)

別れ告げて 歌い流れ(?)
妖精たちの国へおいで

 

キャメロット リプリーズ(アーサー、グィネヴィア)】

[アーサー]
全ての者に伝えるのだ

[グィネヴィア]
他のどこにもない
とてもかけがえの無い
輝く王がいる場所です
キャメロット

 

【セ・モア】

[ランスロット]
(上手段上に登場)
キャメロット キャメロット 
貴方の呼ぶ声 
キャメロット キャメロット 
遠いフランスで聞いた 

その期待分かっています 
それを超えてみせます(指差し)

円卓の騎士は無敵であるべき(マント翻す)
華やかで誇り高く(片手を上から下ろす)
崖をよじ登りドラゴンを蹴散らし 
重い鎧纏い戦う 

どんな痛みも恐れはしない(上手前方へ)
戦は恋人だ そんな
世界一偉大なる男は誰だ(マント広げ一周回りながら中央へ)

(胸に手を当てて)「私だ 」

セ・モア セ・モア
認めよう 
そうだ それは私
類い稀な男は
セ・モア セ・モア
私だ 
(下手後方へ)

決して負けたことなどない 
ずば抜けた強さ(拳をギュッと握る)
剣を交えた瞬間に 勝負が決まる
セ・モア!(アーサーを殴る)
セ・モア
フランスのプロメテウスだ 
大胆で勇敢な 
我こそが相応しい 円卓の騎士だ 
(下手前方へ)

誰よりも熱い魂を持ち 
朝日よりも純粋で 
聖者にも勝る 強い意志がある
奇跡さえ起こせる男 

誘惑や愛に流されず 
欲望にも惑わされず(☝️)
世界一穢れなき男は誰だ

(階段に足をかけて)「私だ」

セ・モア セ・モア
照れるけど 嘘は付けません 
その資格ある男は 
セ・モア セ・モア
私だ 

いつでも真っ直ぐな信念 鉄の意志を持ち (1段階段を優雅に降りる)
エデンの園にいても絶対追放されない(手を体の前に出し上手から下手へ動かす)

セ・モア セ・モア
戦いに この身を捧げよう 
どこまでも清らかで(マント広げる)
気高くて(左手を掲げる)
素晴らしい(胸に手を当てる)
男がここに 

セ・モア!

 

【情熱の五月】

トゥララ ついに
五月が来た
みんなでハメ外して抱き合うの
最高 最高
五月が来た
いけないことやっちゃって楽しむの

最高 最高
ゴージャスホリデイ
乙女は待つ 淫らな恋人

おかしい 楽しい
罪を犯そう
常識ぶち破るの
みんなで過ち犯そう
五月が来た

どこから来るのこの香り
甘い夢に誘うわ
世界を満たすこの香り
禁断の果実が運ぶの

トゥララ ラララ 禁断の果実
トゥララ ラララ(トゥララ ラララ)
トゥララ ラララ(トゥララ ラララ)
トゥララ(トゥララ)
トゥララ(トゥララ)
トゥラララララ ララララ (ララララ ラララララ)

ついに 五月が来た
自制心投げ捨て抱き合うの(トゥラ ララ)
すごいことしなきゃダメよ
素晴らしい思い出作ろうよ

最高 (トゥララ) 最高 (トゥララ)
五月が来た
愚かなダンス みんなで踊るの(?)

おかしい (トゥララ) 楽しい (トゥララ)
罪を犯そう (トゥララ)
鳥たちも驚く人類の恋する情熱
五月が来た

トゥララ ついに
五月が来た
みんなハメを外して抱き合うよ

(♪ハメ外しシーン)

トゥララ さあ
五月が来た
いけないことやっちゃって楽しむの
〜〜〜
ハメを外そう
楽しむの ちょっぴり淫らに

おかしい 楽しい
罪を犯そう
情熱〜〜〜
みんなで過ち犯そう
五月が来た

 

【女性と生きるなら】

 [アーサー]
一から十まで全部
でも足りないぞ 教わってないぞ
どうすればいい あのクイーン!

動物になるやり方は教わった
でもうさぎになるよりも
女性になり 女性の気持ち
学ぶべきだったんだ!

でも夏の夜 確か見かけた
喧嘩をする恋人たち
あんな時どうすればいい
僕が聞くとマーリンは
なんと言った あの時
そうだ 彼は こう言ってた

ずっと昔から答えは一つだ
女性と生きる時どうすればいいのか
おだてる 褒める 脅かす
無視する 陽気に騒ぐ
答えせがむとマーリンは首を振ってこう言った

ずっと昔から答えは一つだ
女性に捧げるのだ
この愛を ただ愛を
深い愛を

アーサー:「なぁ、ジェニー。どうしたんだよ?最近おかしいよ。何を考えてるんだ?君が分からないよ。…でもマーリンはこうも言ったんだ。女性が何を考えてるか分からなくても動じるなって…めったにそうはならないからって。でもそうなったときはどうすればいいんだよ!?

ずっと昔から答えは一つだ
君に捧げよう
そう愛を ただ愛を
深い愛を 愛を 愛を 

 

【馬上槍試合】 ▲

今日のディナダンを見ろ!
調子は絶好調だ
ヤーヤーヤー!
これは楽しみだぞ

サグラモアも元気
ライオネルも万端だ
ヤーヤーヤー!
これは楽しみだぞ

あれを見ろ 
ディナダンが馬に(乗ってる!)
~~~

幸運を!ディナダン!
楽しみだ!ディナダン!
ヤーヤーヤー!ヤーヤーヤー!

ディナダン ディナダン
力をみなぎらせて(行け!)
強く手綱を引け (〜〜)
走れ 走れ 
右手に力込めて 走れ!
〜〜〜

近付いてる ついに
ディナダン 槍を振り上げた
攻めろ~~~
~~~
さぁ!今!行け!行け!

………ダメだ!

これはただのラッキー!ランスロットは運がいい
サグラモアならきっとやっつけるわ!
ディナダンはヘマをした でも相手もへなちょこだ!
サグラモアならきっと脳天かち割るわ!

サグラモアが姿見せた
サグラモアの盾は黒字に赤だ!

サグラモア
馬のスピード上げて(突っ込め!)
見たことのない速さ(~~)
サグラモア 叩きのめせ
一撃かませ
砂埃あげて

サグラモア 槍を振り上げた
地面に叩きつけてやれ
さぁ!今!行け!行け!

………ダメだ!

アーサー:「むしろ頑張った方だ」

グィネヴィア:あの馬がポンコツなのよ

アーサー:でもディナダンも一撃でやられたぞ

グィネヴィア:きっとディナダンは風邪引いてたのよ

ライオネル ライオネル
今度は奴を倒せ
イギリスの力見せろ
ライオネル ライオネル
風の~~~
フランス人をぶちのめせ

槍を構えた
あれじゃランスロット勝つわけない
防御できてない (チャンス!)
見事 槍で突き上げろ
さぁ!今!行け!行け!

まさか まさか
ライオネルがダウン
こんなの嘘だ
ライオネルが…死んだ!
槍で貫かれた 

 

【愛しいまなざし】

[グィネヴィア]
貴方をもう一度見つめる前に
涙の雫に想い乗せて
全てを忘れたい
まなざし遠ざけたい

燃えるあの目を想うたび
胸が焼けるように苦しくて

自分を責めずに また貴方を
見つめることなど出来ないから
遠ざけて このまなざし
愛しさ 忘れるまで
どうか どうか

 

◆二幕

マドリガル〜離れられない】

[ランスロット]
遥かなる空へ
祈りと願い捧ぐ
我が胸のこの愛を
果てなき神へ捧ぐ

時が過ぎても 変わらぬ真実
この命 愛故に
愛こそが恵みなり

グィネヴィア:「自分のことしか書かないのね。私のことも書いてくれたらいいのに。」

ランスロット:「書けない!…想いが強すぎて。本当はもうここには来ない方がいいんだ。でもどうしてそれが出来る?どうしたら離れられる?どんな季節なら…」

[ランスロット]
夏空の下で 貴方を見たら
離れるなど出来はしない
燃える唇 日差しの中
艶やかな髪が眩しくて

秋風の中で 貴方を見たら
離れるなど出来はしない
夕陽を浴びて揺れる瞳
そばにいたい いつまでも

雪の中ではしゃぎ回る貴方を
暖炉の火を見つめて歌う貴方を

置いていけない 
花咲く春は その笑顔に魅せられて
春も夏も秋も冬も
離れられない 決して

(ジェニーがランスロットの差し出した手をちょこんと触りランスロットがははっと微笑む、ハグしようとするランスロットの腕をジェニーがくぐり抜ける)

置いていけない
花咲く春は その笑顔に魅せられて
春も夏も秋も冬も
離れられない 決して

 

【七つの退屈な美徳】

モルドレッド:「美徳と適切な行い?どんな?勇気のことかい?純粋さと謙虚さ!勤勉さと寛大さと誠実さと忠実さだって?ハハハ!七つの退屈な美徳のことか?…お断りだよ、陛下!」

[モルドレッド]
七つの美徳 背筋が凍る
これは酷い罠だぜ
七つの美徳 身に付ければ
待つのは地獄だけだ

まず勇気! 振り絞り戦えばあの世行くだけ
純粋さを貫けば 騙されるだけの人生
いつも謙虚にいたなら 未来永劫泥まみれ
誠実さ!なんて致命的
勤勉 破滅を呼ぶ
寛大さなんて損するだけ
忠誠は自分に誓え

美徳が世界 変えることも
悪を倒すこともない
清く正しく 俺は御免だ!
神の裁きも恐れはしない
七つの退屈な美徳
俺を縛ることは 出来ない!

 

【普通の人々がやること】

[グィネヴィア]
ねぇ 何をするの 気分が塞ぐ時
道に迷った 羊飼いや
指に針を刺した 仕立て屋は
どうやって忘れるの 普通の人達は
うんざりする日々 しんどい時に
どんな憂さ晴らしを するの

[アーサー]
正確な情報によると
賢いやり方がある
辛い時みんな少しだけ口笛を吹くそうだ
それが彼らのやり方 らしい
そうらしい

(ジェニーとアーサー口笛タイム)

[グィネヴィア]
他に何をするの 普通の人達は
先祖代々 伝えられた
やり方がきっと あるはずよ
どん底の暮らし 逆らえない事
上手く晴らして生きてるはず
どんな秘訣があるの 教えて

[アーサー]
若者が歌っていた 大声張り上げて
辛いから歌うそうだ 歌えば心晴れると
つまりこれが秘訣かもな

[グィネヴィア]
歌うの?

[アーサー]
かもな

[グィネヴィア](アーサー)
輝く太陽 素晴らしい世界に
草原広がり 水仙も咲いた
ヴィーナス歌うよ 幸せの歌
世界は明るく 楽しい人生…

[グィネヴィア]
他に何をするの 何かあるはずよ
涙を笑顔に 変えるような
私達が知らない すごい事
悪魔追い払う 魔法やおまじない
思わぬコツが まだあるはず
どうか思い出して 早く

[アーサー]
激しいダンス 踊るはずだ
全て忘れるような
頭の中空っぽになり 気持ち良くなるそうだ
それが彼らのコツだ
多分

(ジェニーとアーサーダンスタイム)

[グィネヴィア]
他に何をするの 深く悩む時

[アーサー]
考えるのさ 多様の暮らし
我らが何 してるのか

[グィネヴィア]
私たちの事?

[アーサー]
その通り

[アーサー・グィネヴィア]
それが彼らの暮らし

 

【秘めたる想い】

[グィネヴィア]
密かに愛してた 誰にも見せずに
胸が壊れそうなほど
募る想い 苦しくて

貴方もその愛に 苦しんでいたのね
激しく燃える炎
私に決して知らせずに

でもある日想い解き放ち
喜び溢れて 気付いた

二人 牢獄の扉を開けたのね
この愛が輝くほど
より深く 悲しみと絶望と
痛みと苦しみが
胸を責めるの


ランスロット:「ジェニー、キャメロットにいるから不幸なんだよ。一緒にジョイアスガードへ行こう。あそこなら愛を隠さずに生きていける」

グィネヴィア:「ランス、もう何百回も言ったでしょ。私は決してアーサーの元を離れない。…もうこの話は止めにしましょう」

ランスロット:「この果てしない苦しみが、来る日も来る日も何年も続いてるというのに…君のその何だって受け入れる平静さ(冷静さ)、イギリス人の揺るぎない冷静さ(平静さ)がうらやましいよ」

グィネヴィア:「なんて自分勝手な人!つらいのは自分だけだって思ってる。私だってつらいし苦しんでるのよ。でも考えてみて?私達の愛する人にあなたは何をしようとしているの?彼を裏切る、彼を公然と貶める。それで彼があなたに宣戦布告したら、どちらか、あるいはふたりとも死んでしまうのよ?他にも何百もの人々が…そんな痛ましい道を選ぶというの?」

ランスロット:「すまない、ジェニー。もう二度と言わないと誓うよ。ここへももう来ない。これも誓う」

グィネヴィア:「 ランス!私達、もう優しい言葉を交わし合うことはないの…?」


[グィネヴィア]
二人 牢獄の扉を開けたのね
溢れる愛の言葉
この胸にたぎらせて
もう一度この想い
閉じ込めて

(ジェニーとランスロットが抱き合う、ランスロットが涙を流す)

 

【グィネヴィア】

[コロス]
部屋を飛び出し
庭を抜けて
激しく戦い
ランスロットは逃げた

グィネヴィアの罪を
法廷で裁く
判決が下る
火炙りにしろと

処刑のその日
誰もが思う
王様はこれに
耐えられるのか

妻を見捨て 命令下し
炎の中へ 送れるか妻を

モルドレット:「あぁ!なんと壮大なジレンマなんだ!王妃を殺せばお前は終わり。法を殺せば〜〜〜。さぁ、どうする?」

アーサー:「判決は下った。正義を貫け。」

[コロス]
燃やせ妻を 殺せ妻を
王様告げた
焼き殺せ グィネヴィア

頭(こうべ)を垂れて
処刑の場所へ

宮廷の人?:「王妃が到着しました!火を放ちますか、陛下!…陛下!陛下!」

[コロス]
深い苦悩 ついに王は

アーサー:「出来ない!私に彼女は殺せない。」

モルドレッド:「ハハハ!!つまりお前はか弱い人間って訳だ。」

[コロス]
突然激しい地鳴りがして
大軍押し寄せ流れ込んだ
その先頭にいるのはランスロット
グィネヴィアを助けに来た

アーサー:「ランス!!彼女を救うんだ!」

宮廷の人?:「陛下!火を放ちますか!」

宮廷の人?:「ジョイアスガードの軍勢が城門を攻撃しています!」

ディナダン?:「アーサー!!貴方は大量殺戮を引き起こすのかー!!」

アーサー:「彼女を救えランス!救うんだ!」

[コロス]
止める兵士
城を 大地を
真っ赤に染まり
屍の山だ

嘆く大地 悲しい破滅
太陽が沈み
光は消えた

騎士?:「軍の大半がやられました!」(?)

騎士?:「我々は復讐(?)を要求します!」

アーサー:「我々の作り上げた平和はこんなにも容易く終わりを迎えるのか…!(?)」「マーリン!私を鷹に変えてくれ!今すぐここから飛び去りたい!!」

モルドレッド:「とんだ負け犬だな!俺の冷酷さを見習えよ!」

アーサー:「マーリン!!」

[コロス]
グィネヴィア グィネヴィア
愛しい男
愛する人に戦いに行こう
グィネヴィア グィネヴィア
グィネヴィア グィネヴィア
戦いへ向かう 二人を見てた
グィネヴィア グィネヴィア
グィネヴィア 

 

曲中のアンサンブルの配役(騎士なのか宮廷の人なのか等)が分からないのでマシュマロに考察入れていただけると嬉しいです。

 

【フィナーレ・アルティモ(キャメロットリプリーズ)】

[アーサー]
12月から次の12月の毎晩
眠りにつく前に思い出して欲しい
素晴らしいこの物語を
そうキャメロット

出会う人全てに話せ
強く語り継ぐのだ
儚く美しい栄光を
そうキャメロット

キャメロット キャメロット
愛しさを込めて

[ウォリックのトム]
キャメロット! キャメロット

[アーサー]
そう!キャメロットだ!

昼間は決して雨は降らない
朝の8時には霧が晴れる

その豊かさ
その輝き
果てない理想求めた
キャメロット

アーサー:「私にはかつてマーリンという師匠がいた。彼は未来のことを覚えている人だった。あるとき彼は私にこう言ったんだ。今から2、300年後には地球が丸いことが発見されるぞって…丸い地球、まるで円卓みたいじゃないか。我々が大きな理想と壮大な目標を抱いて座ったあの円卓。君が私の願いを果たしてくれるなら、人々は覚えていてくれるだろう。我々がどんな風に理想と名誉と正義を追い求めたかを。そして我々のようにこの地球を取り囲んで座り、また追い求めるかもしれない。理想と名誉と正義を!」

ペリノア:「アーサー!」(ペリノアが駆けつける)

アーサー:「その剣をくれ。トム、跪け。このエクスカリバーの名において、ウォリック出身のトムを騎士として任命する。そして命じる、故郷へ帰り、私の願いを果たすことを。」

ウォリックのトム:「はい、陛下!」

ペリノア:「何をしているんじゃ!戦いが待っているというのに!」

アーサー:「戦い?私はもう自分の戦いに勝ったんだよ、ペリー。私の勝利はここにある。我々がやったことは語り継がれるんだ。さぁ、トム、走れ。」

ウォリックのトム:「はい、陛下!」(走って立ち去る)

アーサー:「走るんだ。戦いから立ち去れ!」

ペリノア:「あれは誰じゃ?」

アーサー:「我々と同じだよ。我々は大河のひと雫に過ぎない。でも時にはキラキラと輝く雫もあるんだ、ペリー!!彼らは太陽のように輝くんだ!」

 

最後に

 今回の作品は、出演している桐山照史さんがきっかけで観劇しましたが、キャメロットの人々、音楽、世界観に心を掴まれ、自然と作品自体のファンになっていました。

 改めて、この作品に出会うことが出来て良かったです。ウォリックのトムのように、皆様の力でこの素晴らしい作品が語り継がれたら素敵だなと思います。

 しばらくはキャメロットロスが消えないと思いますが、少しでもこのまとめがキャメロットに思いを馳せる皆様の手助けになれば幸いです。見ていただきありがとうございました!感想お待ちしております!バイビー👋

2023/11/26