アジアいちのもっと

ちょいとお時間いただきやす!

「キャメロット」個人的歌詞まとめ

はじめに

「ブロードウェイミュージカルキャメロット

2023年10月7日(土)〜28日(土)@日生劇場
2023年11月4日(土)〜20日(月)@大阪松竹座

www.shochiku.co.jp

 

キャメロット中に登場する曲の歌詞をまとめてみました。

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じゃあねを読み解きたかった

ブログは初めてだし、

文章を書くことも苦手だけど、

『じゃあね』の考察ブログを書いてみたかった。

途中まで書いてやめてしまってたけど、

虹会で7人が「じゃあね」を歌っている姿を見て、やっぱり書き上げたいと思った。

 

 

はじめに

ジャニーズWEST 8年目・8枚目のフルアルバム

「Mixed Juice」に収録されている

重岡大毅作詞作曲のじゃあね

 

重岡くんの書く詞はどちらかというと男臭いイメージがあったので、どこか女々しさを感じるこのタイトルに違和感がありました。

 

また、YouTubeでshort ver.が解禁され、想像していた曲のイメージと違っていたことに驚いたのを覚えています。

 

アルバムが発売され、「じゃあね」をフルで聴いた私。

(この曲深読みしたらめちゃめちゃやばい曲なのでは…)

となりました。

 

そして、先日のジャニーズWESTデビュー8周年生配信トーク&ライブ「虹会」で初披露され、さらに想像が膨らみました。

 

ぜひ考察してみたい。

曲の考察もブログも経験がありませんでしたが、やってみたいのでやります。やりたいことやったもん勝ち。青春なら。

 

曲は色々な捉え方があるからこそ面白いです。多分重岡くんもきっとそう思ってる。

ファンの勝手な考察ですので、(そんな解釈もあるんだな〜ふ〜ん、、おもしれー女、、、)くらいに見て頂けたらと思います。

 

長文かつ稚拙な文章ですが、どうかお付き合いください。

 

🔽考察🔽

  1. お互いに愛し合っているけど別れることを選んだカップルの話
  2. 舞台は
  3. 歌詞は女性目線男性目線が切り替わっている

以上を前提として、歌詞を読み解いていきたいと思います。

 

1番

1番は女性目線です。

やっぱりね〜夢見てきた

やっぱりね

もうダメって言えないよね 普段通りしてたくて

「最後かなぁ」って

洗濯カゴを手に 泣かせた

サヨナラ茶化すような魔法下さい

戻りたい戻れない

代わりばんこでサイン 夢見てきた

🚺別れたくない。だけどやっぱり今更「ダメ」なんて言えないよね。

辛いけど、せめて最後くらい普段通りしてたかったの。なのに。あなたが「洗濯もこれが最後かなぁ」なんて言うから。洗濯カゴを手にする私のこと、泣かせたの。

ああ、嫌だなぁ、泣いてしまった。サヨナラを茶化せるような魔法を私に授けてよ。

戻りたいけれど、婚姻届にサインする日をずっと夢見てきたあの日にはもう戻れないのね。

…………

>長年交際し同棲していたカップル。2人は愛し合っていましたが、将来を考えて別れることを選びます。

別れを決め、とうとう今日が2人で過ごす最後の日。

女性はいつも通り過ごそうと洗濯をしていますが、男性の一言に涙をこぼしてしまいます。そんなワンシーンかなと。

この2人の私のイメージ像は大学生(新卒らへん)です。別れることを選んだ理由は、就職などの仕事関係なのではないかと考えています。

先述の通り、私はこの曲の舞台は春と考察しました。別れる理由が就職だとすると、春舞台の筋が通る気がします。

他にも、歌詞にという単語が出ていますし。別れを描いているこの歌において、別れの季節である春を重岡くんは選びそうですし。おすし。

そして、「代わりばんこでサイン」はみなさんも仰っている通り、やはり婚姻届のことだと思います。2人は結婚を夢見るくらい、長く深く付き合っていたのでしょうね。結婚を「代わりばんこでサイン」と表現する重岡さんのワードセンス、、、

 

愛しあう〜どうにもならないこと

愛しあう ただ愛しあう

だけじゃどうにもならないこと

🚺愛し合うだけじゃどうにもならないこともあるって知ったわ。

…………

>結婚を考えるほど、長年付き合っていた2人。

歳を重ねるにつれて愛も深まっていきますが、その分大人になり、視野も広くなっていきます。

現実が見えてくるにつれて、愛や好きという感情だけではやっていけないと気付くんですよね。

愛だけでは結婚できないことを彼女は知ったのです。

 

忘れないなんて〜言われたっけ

忘れないなんて 忘れてゆくから

そんな事言われたっけ

🚺「忘れない」なんて人は皆言うけど、忘れてゆくものなのよ。

ほら、あなたに言われた言葉も忘れてしまったわ。

えー…そんな事言われたっけ…。

…………

>「忘れない」と言ったのは彼氏かもしれません。

一般の人が使う「忘れない」という言葉に対してか、彼氏が言った「忘れない」に対してかは分かりませんが、彼女は「そんなことはない。忘れてゆくのだ。」と返します。

彼女は「忘れない」という言葉の不確かさも大人になるにつれて知ったのです。

実際、彼女も「そんな事言われたっけ?」と、忘れてしまっていることがありました。

(ここで指す“そんな事”については後で説明したいと思います。)

2人は別れる際も互いに「忘れない」と言い合ったのでしょう。

忘れてゆくと分かっていながら。

 

今日も〜サヨナラしてる

今日もチックタックチック

おかしいね 涙さえサヨナラしてる

🚺あなたがいない今日も時間が流れる。

おかしいね。あなたと別れてから涙とさえサヨナラしてるわ。

…………

>このフレーズは別れてからしばらく時間が経っている場面だと思います。

「チックタックチック」という時計の音には、時間の経過の表現とともに孤独感の表現も含まれていると感じられます。1人になった部屋に無機質に響く時計の音が想像できますね。

そして、「おかしい『』」という言葉遣いも気になります。1人でいるはずなのに、誰かに語りかけているような話し方。今はなきパートナーの影を思い出してしまっているように感じます。

 

2番

2番は男性目線です。

お花見って〜いちばん好きになった

お花見って騒がしそうで

秋のほうが好きかなって

手を引かれた桜並木

春がいちばん好きになった

🚹「お花見って騒がしそうであんまり好きじゃない。だから春よりも秋の方が好きかな。」

僕がそんなことを言うと君が僕の手を取った。君に手を引かれ桜並木を歩いた。

それから僕は春が1番好きになったんだ。

…………

>おそらく付き合いたての頃。2人は桜を見に出かけました。

道端にはお花見をしている人がいます。その様子を見て彼は「騒がしそうで好きじゃない。⋯秋の方が好きかな。」なんてことを言います。

すると彼女は彼の手を取ります。彼女に手を引かれ、2人で桜並木を歩きました。

そんな微笑ましい思い出。

彼氏にとってこの出来事は、彼女が自分を変えたという大切な思い出。忘れられないものなのでしょう。

 

さぁ。

 

これまでの考察を経て、察しのいい方は気付くかもしれません。

 

1番にある女性目線の「そんな事言われたっけ」の“そんな事”の正体。

 

私はこう考察します。

 

お花見って騒がしそうで…秋のほうが好きかな」という男性の言葉なのではないか。

 

ふぅ、、、、、、、

 

うーーーーーーーわ‼️‼️

つら‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️

 

自分で考察しておいてこんな声出た。

でもこういうの、オタクって好きだよね。しらんけど。

 

以下私の想像です。

別れ際、2人で話す時間があり、彼氏が「君のおかげで春が好きになったんだよ」みたいな思い出話をします。

彼氏が「僕の手を引いて一緒に桜並木を歩いてくれたよね。僕が『秋の方が好きだな』と言っていたところを。」と話します。

しかし、彼女は「そんな事言ってたっけ?」と…。

はぁ、、、

彼女が「忘れないなんて忘れてゆくから」と言う理由も分かる気がします。

ここは男女の感覚の違いみたいなものも少しだけ感じますね。なんかLUNGS*1みたい。(LUNGS大好き女)

 

芽吹いてく〜変わったように

芽吹いてく ただ芽吹いてく

だけでどうして咲いてゆくの

変わらないなんて 変わってゆくのか

君に出会い何もかもが変わったように

🚹周りのみんなは、なんでただ好きになっただけで花を咲かせて(結婚して)いくんだ。

「変わらない」なんて言ってたけど、みんなやっぱり変わってゆくのか。

僕が君に出会って何もかもが変わったように。

…………

>婉曲的な表現なので賛否が分かれそうですが、「芽吹く」は「好きになる、恋をする」、「咲く」は「結婚する」と翻訳(?)してみました。

この曲で重岡くんは、花(特に桜)に関する言葉をよく取り入れています。(ex. お花見、桜並木、芽吹く、咲く、舞い上がる)そして、それらの言葉を用いて人間の一生を花に例えていると思います。

「君」に出会って、恋が芽吹いて、つぼみが膨らんでいく。彼は「君」との出会いで変わりました。だけどこの男性のつぼみが花を咲かせることはありませんでした。それに対して、自分の周りの人間は花を咲かせていく。このパートからは、年頃の男女が感じやすい焦りや息苦しさも少し感じます。

 

私が「じゃあね」に女性目線/男性目線の両視点があると考察する決め手になったのは、ここで登場する「」という呼び方からです。

一曲を通して女性目線で考えてもいいのかなと思っていました。ただ、女性が男性を「君」と呼ぶのはやや不自然かなと。

よって、2番は男性目線という答えになりました。

あと、「変わってゆくのか」の言い回しも男性ぽいし。

そして、ここでも彼氏は「君に出会い何もかもが変わった」と話しています。人生で自分に影響を与えてくれる人物ってなかなかいないですよね。だからこそ、彼氏にとって彼女は特別な存在だったのです。

 

チックタック〜サヨナラしてる

チックタックチック

おかしいね 涙とサヨナラしてる

🚹今日も時間が流れる。

おかしいね。君と別れて涙も出ないんだ。

…………

>ここは1番のパートと歌詞がほぼ同じですが、1番は『涙“さえ”サヨナラしてる』、2番は『涙“と”サヨナラしてる』と若干言葉遣いが変わっています。

ここの違いは、1番(女性目線)は、「あなた(男性)とも涙ともサヨナラしてる」、2番(男性目線)は、「涙“と”サヨナラしてる(けど、君とはサヨナラできない)」という違いがあるように思います。私の想像でしかないけど。

私は、この歌の男性には割と未練があるように感じていて(別れ際の会話からも分かるように)、だからこほこの『涙“さえ”』と『涙“と”』の言葉の違いが生まれているのではないかと考えました。

 

ラスト

ラストは両者の目線で描かれます。

二人チックタック〜落ちてゆく

二人チックタックチック

おかしいね 誰かと出会ってゆく

いつかチックタックチック

おかしいね 桜は舞い上がり落ちてゆく

🚹🚺別れてからも2人にそれぞれの時間が流れていく。お互いに新しい誰かと出会っていく。

そしてこれからも、時間は止まらずに流れていく。

…………

>重岡くんは、歌に花を取り入れることで同時に人生の不可逆性も表現している、なんても私は思っています。一度散ってしまった花は再び咲くことは出来ません。たとえ綺麗に舞い上がったとしても花を咲かせることはないのです。

また、詞中の随所に登場する「チックタックチック」という時計の音も、止まることも戻ることもなくただ流れていく時間を強調しているように感じます。

 

愛しあう〜ラララララ

愛しあう また愛しあう

誰かのとなりでラララララ

🚹🚺あなたはまた愛し合うんでしょう。誰かの隣でね。

…………

>歌の終わりの切なさがなんとも言えないですよね。「愛しあう」という言葉は意味自体は温かいものですが、「誰かのとなりで」という言葉を倒置法で置くことによって、歌の余韻を強めているように思います。

さぁ、この歌の男女は別れ際に「サヨナラ」と言ったのか、「じゃあね」と言ったのか。「じゃあね」と言わなかったなら、「じゃあね」は言えなかった言葉なのか、言わなかった言葉なのか。どうなんだろう。

 

「じゃあね」というタイトルについて。

詞中に「サヨナラ」という言葉は出てきますが、「じゃあね」という言葉は一度も出てきません。

なぜこの歌のタイトルは「サヨナラ」じゃなくて「じゃあね」になったのか。ここは歌を読み解く中で私が1番分からないところではありますが、私の想像を…。

「サヨナラ」と「じゃあね」の違いって、言葉のあたたかさだと思います。「サヨナラ」という言葉を親しい相手に使うことは少ないのではないでしょうか。歌詞中では「サヨナラ」という言葉によって、別れの無機質さが強調されているように感じます。でも、タイトルの「じゃあね」によってどこか優しさや温もりも感じます。

重岡くんはどんな気持ちでこのタイトルを付けたんだろう。分からないけど、重岡くんってめちゃくちゃあったかい人だから、「じゃあね」のあたたかさは知ってると思うんだよね。

どちらにせよ、私はこの「じゃあね」というタイトルがとても大好きです。

 

 

虹会2022を終えて

これは虹会2022配信を観て気が付いたことなのですが、1番を歌う4人(濵田、重岡、小瀧、桐山)は右側、2番を歌う3人(中間、藤井、神山)は左側に座って歌っていました。

そして、ラスサビまでは両側が向き合って歌っているのですが、ラスサビではそれぞれが各々の方向を向いて歌っていました。この動きが意図してのことなのか分かりませんが、別れてそれぞれの道へ進む男女を表したのかな、と考えました。もしそうだとしたらトリハダ🫠

 

重岡くんは虹会でこの曲を歌う前に、

「こうやって一緒にいれるのって美しい。ただ、やっぱり時間って残酷な一面もある。そんなのを素直に、春を想って書いた歌。みんなが大事に思う人、そばにいる人のことをちゃんと考えられたらいいなって…」(ニュアンス)

と話しました。私はこの歌は、ただ男女の別れを描いたものではなく、時間が持つ残酷さも描いているのだろうとぼちぼち思っていたので、重岡くんの口からこう語られた時は驚きました。

この歌には、歌のストーリー自体が描き出す時間の残酷さと、重岡くん自身のメッセージが込められていると感じています。特に、「忘れないなんて 忘れてゆくから」「変わらないなんて 変わってゆくのか」という詞に重岡くんの核がつまっていると思いました。

この核は他の歌でも感じられて。

永遠だとか 一生なんてな どこにあるんだ

重岡くん作詞作曲の「to you」の歌詞。

私は、重岡くんの根本には、「絶対はない」という考えがあると感じています。

10代からの活動を経て、アイドルという絶対の保証はない仕事の中で、重岡くんは大切な人との別れを沢山重ねてきたと思います。

時間と共に変わっていく周りの環境。もちろん自分自身も変わる。関係が変わっていく。不変なものなんて無くて、絶対も永遠も無い。残酷だけどそれが現実。私でさえそう感じるので、重岡くんなら何倍もそれを感じていることでしょう。

アイドルって仕事に、ファンはどこか夢見てしまいがちだけど、この「絶対はない」というメッセージを重岡くんが届けてくれることで、今を大切に、周りの環境に感謝して生きることができる気がする。

「みんなが大事に思う人、そばにいる人のことをちゃんと考えられたらいいな」って重岡くんが言ってくれたように、私も生きたい。

 

さいごに

やっぱり、重岡くんの書く歌は、とーーーーーーーっても空白が多いなと感じました。

何もないでっかい空間にポツポツと点が浮かんでいる感じ。なのに、歌詞を読んでいると情景が鮮明に思い浮かぶ。

重岡くんの紡ぎ出す言葉って本当に不思議で面白い。

正直、その空白のせいで、何度歌詞を読んでも理解が難しい。

でも、沢山の空白のおかげで、私たちは自由に描くことができる。想像を膨らませることができる。

自分の中に落とし込んでいくのに他の曲の何倍も時間がかかるけれど、そんな時間を愛おしいと思える。

なんて魅力的なの…!

きっと重岡くんの作る歌を完全に理解することは正解じゃないんだろうな。

自分が描いたものと、他の人が描いたものが違っていていい。昔の自分が描いたものと、今の自分が描いたものが違っていてもいい。いろいろな捉え方があっていい。それが答え。

今回「じゃあね」を読み解いたことで、改めてそれに気付くことができました。

 

重岡大毅すげぇ…………………泣

 

心の声が…

 

私が生きている時代に重岡大毅に出逢えて幸せ…

ありがとう〜君がいて良かった🎶

これからも〜どうぞよろしくね〜🎶

の気持ち。

重岡くん、いつも素敵な歌を私たちに届けてくれてありがとう。

あなたの「I LOVE YOU」のカタチをこれからも受け取っていけますように。

 

 

 

p.s. (2022/08/26)

 

重岡くん、30歳の誕生日おめでとうございます!

私が今こうやってジャニーズWESTと共に生きているのは、重岡くんがきっかけ。

コロナ禍で何もかも見失っていたあの日、あなたに出会って人生変わっちゃった‼️

それまで夢中になれるものも、本気で好きなものも無かったけれど、今は心から『大好きだ!』って言えるものがある。それがジャニーズWEST

 

ほんまに出会えてよかった❤️(2022.01.30のWESTん家を参照)

 

重岡くんの言葉に何度も何度も救われてきましたた。きっとこれからも救われるでしょう。私の命の恩人(とまではいかないけどそれくらいの恩がある)重岡くん、ありがとう。そんなことないだろうけど、もし会えたなら「あなたの歌に救われてます」って伝えたい。

30歳の重岡大毅もワクワクでしょうがない!あなたらしく健やかに、美味しいニラを食べ、幸せに過ごせますように。

*1:2021.11〜の神山智洋初単独主演舞台。